選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬はADHDの治療薬である。
同薬剤は脳内の神経細胞の後シナプスにあるα2Aアドレナリン受容体を活性化し、情報伝達を強めることによって、ADHDの臨床症状を改善すると考えられている。同薬剤は交感神経系を抑制し、静穏作用を持つ。
本邦で使用されている選択的α2Aアドレナリン受容体作動薬はグアンファシン(商品名 インチュニブ)である。
グアンファシンは血管収縮を抑える降圧作用があるため低血圧、徐脈、めまい、失神、房室ブロックなどの副作用がある。
グアンファシンに依存性はないので医療機関や医師・薬剤師の登録は不要である。
グアンファシン(商品名 インチュニブ)