不安は精神的身体的ストレスに対する正常な反応であり、だれもが持つ感情である。
この不安が強まり、生活に支障をきたすようになると不安障害が疑われる。
不安障害は従来、神経症、神経衰弱、ノイローゼなどと診断された。
ICD-10では不安障害として神経症性障害、ストレス関連障害、身体表現性障害を一つの大きな包括群にまとめ、F4として以下のように分類した。
恐怖症性不安障害
広場恐怖症、社会(社交)恐怖症など
他の不安障害
パニック障害、全般性不安障害、混合性不安抑うつ障害など
強迫性障害
重度ストレス反応および適応障害
急性ストレス反応、心的外傷後ストレス障害、適応障害、重度ストレス反応など
解離性(転換性)障害
身体表現性障害
身体化障害、心気障害、身体表現性自律神経機能不全など
他の神経症障害
神経衰弱など