かもめメンタルクリニック関内馬車道心療内科

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SNRI

抗うつ薬

SNRIは抗うつ薬の一で、英語名:Serotonin noradrenaline reuptake inhibitors の頭文字から名づけられた略称である。日本語名はセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬である。

SNRIは脳内のシナプス(神経細胞の接合部)間隙のセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する作用によって、これら神経伝達物質の濃度を高めて臨床効果を発揮する。セロトニンは抑うつ気分、ノルアドレナリンは意欲に関係すると考えられている。

本邦ではミルナシプランが2008年に発売されて以来、3種類のSNRIが販売されている。

ミルナシプラン(商品名 トレドミン)
デュロキセチン(サインバルタ)
ベンラファキシン(イフェクサーSR)

デュロキセチンは慢性的な「痛み」を和らげる効果があり、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症、変形性関節症に保険適応がある。

「痛み」のメカニズムは次のように考えられている。
手足などに痛み刺激があると、その情報が末梢受容体から上行性疼痛伝導系の脊髄視床路を介し、大脳皮質に伝わって痛みを感じる。過剰な痛みがあると、その痛みを緩和するために、脳幹から脊髄を通って疼痛部位に至る下行性疼痛抑制系が働く。デュロキセチンはこの下行性疼痛抑制系の作用を増強すると考えられている。

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